兵庫県は摂津や播磨、但馬、丹波、淡路という5つのエリアに分けることができ、摂津エリアには、神戸市や尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市などがある。大阪や神戸などの大都市への交通アクセスが良く、異国情緒あふれる北野異人館街や神戸港の潮風を感じる港町風景などもあり、活気あふれる町並みと気品ただよう雰囲気が見事に調和している。また、日本最古の湯として有名な有馬温泉や、日本三大夜景のひとつ六甲山からの夜景などの観光スポットも豊富だ。
一方、播磨エリアは、明石市や加古川市、姫路市、たつの市、赤穂市などがある。世界文化遺産として登録されている姫路城を筆頭に、忠臣蔵で有名な赤穂(あこう)の城下町や三日月藩陣屋などの歴史散策スポットが豊富なのが特徴だ。播磨臨海工業地帯があり、明石焼きも有名である。
丹波エリアは、丹波市や丹波篠山市があり、松茸や栗、黒豆などの特産物や自然豊かなロケーションが魅力だ。トレッキングやキャンプ、パラグライダー体験のために丹波エリアを訪れる観光客も多い。但馬エリアは、豊岡市や香美町、養父市、朝来市などがある。日本海に面しており、氷ノ山などの山々に囲まれているため、自然豊かなエリアとして知られている。スキーや海水浴、キャンプなど、年間を通してアウトドアが楽しめるのが魅力だ。特産物の但馬牛や松葉ガニが堪能でき、城崎や湯村などでは温泉も楽しむことができる。
また、淡路エリアには、淡路市や洲本市、南あわじ市があり、淡路市岩屋と神戸市垂水区を結ぶ明石海峡大橋が有名だ。神話の書物に、国生みのシーンで最初に誕生した島として淡路島が書かれていたことから、神の島としても有名である。このように兵庫県にはエリアごとで、それぞれの魅力があるのだ。