兵庫県の移住を検討していると、魅力的な地域が多く見つかるため、どの地域を移住先に選べばよいのか迷うだろう。移住先で仕事を探す予定の方は、会社や事業所が多い地域を探したいし、近隣の施設や風土などはできれば現地で調査したいと思う人もいるかもしれない。地域の雰囲気や近隣住民の人柄は現地をおもむいてこそ分かるものだ。実際に移住してみて合わなかったりしたら後悔することになるため、ぜひお試し移住をすることをおすすめする。
兵庫県はとくに移住者を積極的に受け入れている都市で、各地の市町村で移住支援を行っている。空き家(戸建てが多い)や市町村の所有施設で、数日の短期間や1か月からの中期、1年からの長期のお試し移住が可能となっている。2023年現在は短期間の移住を受け入れているのは、赤穂市、養父市、丹波市、神戸市、洲本市だ。一方、中期の移住を受け入れているのは、丹波篠山市、相生市、淡路市、神戸市、養父市などである。長期の移住は、豊岡市、朝来市などが受け入れている。
移住支援の内容は、住まいを1日1,000円程度の低価格でレンタルしてくれる、または移住にかかった費用の半額(住まい+移動費)を補助してくれるというものだ。さらに、東京圏から移住して就業または起業した方は最大100万円が補助されるなど、県をあげての支援を実施している。
お試し移住の際は、どの地域でどのような支援を行っているのか、お試し期間は何日までかを必ず確認しておいたほうがよいだろう。場合によっては、数か所のお試し移住をしてから移住先を決めてもよい。説明会やセミナーも行われているので、参加してみることもおすすめする。